難問題の傾向とその解き方 物理T・U
難問題の傾向とその解き方 物理T・Uは 実際の入学試験で80%の点数を確保できるように意図された書籍です。
難問題の系統とその解き方物理I・II―新課程」
どのような人向けの書籍か?
問題集と言うよりかは参考書と言った方が正しいと思います。
難関大学を目指す方、これから難関大学へ向けて実力を付けたい方に特にオススメします。
どのような内容か?
難関大学を目指す人用の参考書+問題集といった感じです。
実際には5章編成になっており、各章はそれぞれ要項+例題+演習問題という構成になっています。
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5章編成の内容
- 力学
- 熱
- 電磁気
- 波動
- (原子物理)
細かい事をいうと、各章はさらに細かく幾つかのグループに分類されています。
例えば、力学ならさらに「力と運動」と「保存則」の2つに分類され、それぞれについて"要項+例題+演習問題"という構成になっています。
要項とはその章に関する重要な公式等をまとめたものになっていて、実際に以下のようになっています。
要項の次は例題です。
例題は問題と解説が同一ページに載っています。
解説は割りと丁寧で、実際の例題は以下のようになっています。
例題が結構な数あって、その後に演習問題があります。
演習問題を解く事によって例題で学んだ事を確実にし、自分の物にするといった感じでしょうか。
演習問題は実際に以下のようになっています。
演習問題の解答は本の最後に5章分まとめてあります。
演習問題の解説は簡潔なもので、決して丁寧ではありません。
書籍によりどのような利点、欠点があるか?
○利点
例題が多いので、様々なケースの問題を例に学習できる。
演習問題が多いので、多くの問題を解きたい人にはもってこい。
この本の問題を解くことができるようになると、難関大学向けの実力が付く。
例題と演習問題にわけられているので、
演習問題だけ解く、もしくは例題を見てから演習問題で実践してみるといったように状況によって様々な使い方ができるので使い勝手が良い。
○欠点
演習問題の解説が親切ではない。
純粋な問題集ではなく、問題冊子と解答冊子にわかれていないので演習問題をやる時は多少不便に感じる。
演習問題の中にはこんな問題解いて意味あるのかと感じる問題もある。
〜管理人の「難問題の傾向とその解き方 物理T・U」にまつわるエピソード〜
管理人が受験生の頃に買った本。
学校では割と話題になっていた本なので周りにつられて購入してしまいました。
正直な話、当時の私には難しかったためほとんど使いませんでした。
教える側になってバンバン活用しだした次第です。
要項や例題はまったく使わず演習問題だけを利用して教え子に解かせました。
夏休みの間にこの本を1冊まるまる教え子に解かせたら、物理の力が劇的に伸びました。
ただ、この本の問題を解くには基礎に不安がある人は厳しいと思います。
基礎があるなら絶対に持っていても損はないと思います。
基礎が程度固まってきて、難しい問題を解いて実力をつけたい人にはオススメです。
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