コンデンサー 「エピソード X −電位差一定−」
エピソード Xでは、コンデンサーの電位差が一定になる条件について説明しています。
エピソード Wで孤立した導体の電荷は保存すると学習しました。
その際に、スイッチは開いていました。
今回は逆にスイッチが閉じているときのお話です。
- スイッチを閉じた際は、電圧が一定になります。閉じている間は、電圧一定です。
当たり前じゃないかといわれたらそれまでなのですが、非常に重要です。
これはどういうことかといいますと、
上図のように電荷がたまっている状態でスイッチS1を閉じたとします。
すると、
導体Lと導体M間の電位差がB1の起電力と一致します。
したがって導体Lと導体Mの間の電気容量がわかれば、「Q=CV」から
導体Lの下側、導体Mの上側にたまる電荷がもとめられるわけです。