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作用・反作用の力 

ここでは『作用』と『反作用』について述べています。

ある物体Aが別の物体Bに力を及ぼす(これが作用)と、
同時に物体Bも物体Aに力を及ぼします。(これが反作用)
この関係を作用反作用の関係と呼びます。
 

重要なのは 作用が在るところには必ず反作用がある という事です。

文字だけ見てもよくわからないと思いますので具体例を示します。

普段、問題で上のような図がでてきても
問題で使うのは物体Aに関してだけであって
地面(物体B)の存在を無視してしまっている事がほとんどです。
あえて地面に働く力に着目してあげると
実は上図のように物体Aが地面に及ぼす力(垂直抗力の反作用の力)が働いているのです。
地面と物体Aは触れているのですが、働いている力を見やすくするために切り離すと以下のようになります。

ここで物体に働いている矢印の力は
「地面が物体A及ぼす力」でした。
別に表現方法は色々あるので
「地面が物体A押す力」などでもかまいません。
大切なのは「に」や「を」の部分です。この部分で、力がどちらの物体に働く力なのかがわかります。
この場合は「物体Aに」「物体Aを」とあるので力が物体Aに働いているのがわかるわけです。
上の、物体と矢印のみの図を見れば再確認できるように「地面からの力(垂直抗力)」の作用点(力が作用する点)が物体Aにあり、力が物体Aに働いています。
逆に物体からの力は、
「物体が地面及ぼす力」ですので
作用点が地面にあり、力が地面に働いています。

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