物理教室

問題11 問1の解答

スイッチS1を閉じて、各金属板にたくわえられる電気量は
問題文中に「金属板Lにたくわえられた電気量はqになった。」と書いてあるので
具体的に以下のようになります。

ポイントは

  • スイッチS2が開いているので、孤立する金属板KとNのトータルの電気量は保存する。

  • スイッチS1が閉じているので金属板LMの電位差が電池B1の起電力Vに一致する。

  • 点です。
    金属板の最初の電気量が0であり、
    スイッチS2は開いているので、孤立している金属板Kと金属板Nの電気量は保存されて電気量は0のままです。
    したがって金属板Kの下側とコンデンサーを形成する金属板Lの上側、
    金属板Nの上側とコンデンサーを形成する金属板Mの下側の電気量も0のままです。
    結局、金属板Lにたくわえられる電気量qは金属板Lの下側にたくわえられます。
    以上より上図のように電気量がたくわえられるわけです。

    金属板LM間のコンデンサーの電気容量を CLMとすると

    とあらわせます。
    電池B1の起電力がVであることと、コンデンサーの電気量、電位差と電気容量の関係「Q=CV」より
    金属板Lの下側と金属板Mの上側によるコンデンサーにたくわえられる電気量qは

    となります。これが求めたい答えになります。

    ちなみに各金属板によるコンデンサーの電気容量は
    金属板KL間の電気容量をCKL
    金属板MN間の電気容量をCMN
    金属板KL間のキョリを x
    とすると


    となります。
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