物理教室

問題1 解答その3

C:

 物体Bについて、運動方程式を立ててみましょう。
すると
物体に加わっている力Fは重力だけ
ですから
F=-Mg
したがって運動方程式は
Ma=-Mg
より
a=-g
となり加速度が物体Aと同じ運動をすることがわかります。
これは何を意味するかというと
物体Bは
物体Aと同条件で落下を始めないと
物体Aと衝突できない!!
という事です。
鉛直方向に関して 同じ運動をしているときに
物体Bから
物体Aを見ると
物体Aは等速度で物体Bに向かってくるように見えます!
ようは、物体Aがまっすぐ物体Bに向かってくるように見えるのです。

物体Bは、今 y座標が点Qと同じ。
初速度はありません。
では物体Aの運動の中で、y座標が点Qと同じ高さになって かつ 速度が0 になる点を
探してみると……
まさに点Qに来たときに物体Aはこの条件を満たします!
したがって、このときに物体Bを落下させれば
うまく衝突するわけです。

逆にこれより落下させるのが
早かったり、遅かったりすると
物体Aより早くx軸と衝突したり、遅くx軸と衝突してしまい
物体Aと物体Bは衝突しないまま運動が終わってしまうという事になります。
以上から求める時刻は

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