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運動量

ここでは運動量に関する重要な知識を述べています。



上図のように
質量mの物体Aが速度v、質量Mの物体Bが速度Vで
運動をしていて衝突した。
衝突後の物体A、物体B
それぞれの速度がv’、V’になったとする。

このとき、運動量の総和は衝突前後で保存する。
運動量は「質量×速度」で表せます。
例えば、物体Aの衝突前の運動量はmv。
衝突前後で運動量の総和が保存されることを
運動量保存の法則といい

mv + MV = mv’ + MV’

で表せます。
左辺が衝突前の運動量の総和で
右辺が衝突後の運動量の総和になっています。

運動量に関して大切なのは、
衝突や分裂では運動量の総和は保存される!
という事です。
なぜ重要なのかというと
衝突や分裂では力学的エネルギー保存則が成り立たない。
からです。
衝突や分裂では力学的エネルギーは保存されないのに
運動量は保存されるのです、

つまり
問題中に衝突や分裂が起こっていたら
運動量保存則を使うと
思っていたほうが良いでしょう。


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