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全体を見失わない

ここでは問題を解く際のアドバイスをしています。
物理だけでなく数学などにも通じるアドバイスです。


[ここがポイント!]
問題を解いている時に
回答の流れの全体像を忘れないコト


おそらく、物理や数学などの問題を解く時は、
はじめにある程度解く手順を予想してから取り掛かると思います。
もしそうでないなら、最初にある程度、答を導き出すまでの流れを予想することをオススメします。

実際に問題に取り組んでみると、自分で考えていた手順を忘れることが意外に結構あります。
……私だけでないコトを祈るばかりです。そして決してボケているわけではないのであしからず。
ここで言いたいのはそうならないように、最初に予想した回答手順を常に頭の片隅に入れておいてねってコトです。
これを意識しているだけで大分変わってくるのでオススメです。
少なくとも私は脱!ボケできました。
そう、見事リハビリを終えて退院することができましたとさ。やっぱりシャバは最高♪
めでたし、めでたし。
……ってやっぱりボケてたんじゃねーか!って聞こえてきそうなのでこの辺にしておきます。


それではもう少し具体的に説明します。
たとえば A ← B ← C  の手順で問題を解こうとしたと仮定します。

運動方程式から加速度を求めさせる物理の問題で考えた場合、

A は「加速度を求めなさい。」になります。
A には問題で聞かれているコトがきます。

加速度を求めるためには運動方程式を立てる必要があるので、
B は「運動方程式を立てる。」になります。
B には A を求めるのに必要なコトがきます。

運動方程式を立てるためには物体に働く力を知る必要があるので、
C は「物体に働く力を知る。」になります。
C には B を求めるのに必要なコトがきます。


まず、手順通りに C を終えたとします。
問題はここです!
ここで何故 C に取り組んでいたのかわからなくなる時があるってコトです。
問題が難しいために手順が多い時に生じやすい気がします。

C を解決するコトに頑張りすぎて、 B の解決のために C に取り組んでいたコトを忘れてしまうのです。
あくまでも目的は A を解決することなのだから、そのコトを絶対に忘れないようにしてください。
絶対に目的と手順を見失わないように気をつけてください。


私はこの事態を防ぐために、全体の流れをより意識するようにしました。
また、 C に取り組む前に 、B を解決するために C の解決が必要なのであってゴールではないと自分に再認識させてから C に取り組むようにしました。
そうするコトで C に取り組んでいる最中、また取り組んだ後も 手順を忘れずに済みました。
私は頭の中で全部済ませていましたが、最初は紙に手順を簡潔に書いておくのも手かもしれません。
実際にどうするかはおまかせしますが、意識するだけでも本当に変わってきます。


同じような経験がある方はぜひ試してみていただけたらと思います。


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