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平行移動

ここでは物理でも役立つ平行移動について説明します。

    

[ここがポイント!]
たとえばx軸方向に平行移動させたい場合、『 x → x − 移動させたい数』 とすれば「移動させたい数」だけx軸方向に平行移動します。 他の軸に関して平行移動させたい場合も同様です。     

言葉だけではわかりにくいので「y=x」を具体例に見ていきます
まず「y=x」のグラフは次のようになります。

実際に「y=x」をx軸方向に3だけ平行移動させてみます。
この場合は『x → x - 3』とすればよいので「y = x-3」となります。グラフは次のようになります。

今度は 「y=x」をy軸方向に-1だけ平行移動させてみます。
この場合は『y→y-(-1)』より 「y-(-1)=x」から「y+1=x」となり最終的に「y = x-1」となります。グラフは次のようになります。

平行移動はもちろん組み合わせることもできます。
最後に「y=x」をx軸方向に3、y軸方向に-1移動させてみます。
この場合もやることは変わりません。『x → x - 3』、『y→y-(-1)』の両方をしてあげればよいだけです。
すると「y-(-1)=x-3」となり「y+1=x-3」から「y = x-4」となります。グラフは次のようになります。


もう一つ例を挙げておきます。
「y2-4y=x3-2x2+2」 を「y=x」の例と同様に平行移動させてみましょう。
・まずはx軸方向に3だけ平行移動させてみます。
  この場合は『x → x - 3』とすればよいので 「 y2-4y=(x-3)3-2(x-3)2+2」 となります。
・次に y軸方向に-1だけ平行移動させてみます。
  この場合は『y → y - (-1)』すなわち『y → y+1』とすればよいので 「 (y+1)2-4(y+1)=x3-2x2+2 」 となります。
・最後にx軸方向に3、y軸方向に-1移動させてみます。
  「y=x」の時と同様に『x → x - 3』、『y→y-(-1)』の両方をしてあげればよいだけです。
  『y → y - (-1)』は『y → y+1』と同じですから 「 (y+1)2-4(y+1) = (x-3)3-2(x-3)2+2」 となります。


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