物理教室

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コンデンサー 「エピソード V −導体の相方−」

エピソード Vでは、導体の相方について説明しています。


コンデンサーに関してのちょっとした注意ですが
導体に電荷がたまるには導体が 二つ必要になります。
導体が 二つあってコンデンサーになります。その際に、

これはどういうことかといいますと、

上図の場合、 最寄りの導体K、導体Lがセットになってコンデンサーを形成します。
同様に、 最寄りの導体Lと導体Mがセットに、
最寄りの導体Mと導体Nがセットになります。

導体 K の下側にたまった電荷がq1としたら
対の導体Lの上側にたまった電荷は−q1になります。
おなじように、
導体Lの下側にたまった電荷がq2としたら
対の導体Mの上側にたまった電荷は−q2になります。
導体Mの下側にたまった電荷がq3としたら
対の導体Nの上側にたまった電荷は−q3になります。

対になる導体がない導体Kの上側と導体Nの下側の電荷は0になります。

ちなみに 導体Kの電荷は q1
導体Lの電荷は −q1+q2
導体Mの電荷は −q2+q3
導体Nの電荷は −q3
となります。


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