物理教室

問題2 解答その3

(オ):

小物体Aに働く力を書いてあげると
上の図のようになります。

今、「小物体Aは原点0で静止したまま」とありますから
力がつりあっているわけです。
この時のばねの自然長からの伸びを x伸び とすると
小物体Aとベルトとの間の摩擦力 f は μmg ですから
x軸方向の力のつりあいを考えてあげると

ですから求めたいばねの伸びは


(カ):
この問題では単振動の周期が聞かれています。
単振動の周期は
「単振動」にあるように
運動方程式さえ立てることができれば求まります。

それでは小物体Aの運動方程式を立ててみましょう。
原点0とx軸が指定されているのに注意しましょう。
運動方程式は

となります。説明すると
(弾性力)+(摩擦力)= ma
です。これを簡潔にすると
- kx = ma
となります。実際にxに0を入れると(左辺)=0なり原点で力がつりあっているのがわかります。
この式が
- mω2x = ma
と等しいから
2 = k
したがって

より周期を求めると

となり答えは

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